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台湾進出時は商品検査に注意!台湾での検査のステップや料金、必要書類は?

海外進出をする際に気を付けなければならないのは「そもそも輸出出来る商品なのか」という点です。 一生懸命法人の立 […]

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海外進出をする際に気を付けなければならないのは「そもそも輸出出来る商品なのか」という点です。
一生懸命法人の立ち上げ準備などを進めても、実は商品そのものの取扱いが出来ないなんてことになったら本末転倒です。
日本と異なる法律によって商取引を管理しているため注意しましょう。
こちらでは台湾進出時の「商品検査」についてまとめましたので、ぜひご参考にしてください。

台湾進出時の越境と輸出の違い

商品検査の前に「越境」と「輸出」の違いを理解しておきましょう。
越境か輸出かで検査内容が異なることもありおます。
台湾に自社の商品を届けたい場合、「越境」か「輸出」の2択となります。
越境と輸出の違いは以下ページで復習しましょう。

参考:越境と輸出の違いとは(越境と輸出の違いの記事へのリンク)

商品にもよりますが、越境の場合だと、輸出時よりコストや期間的にもパフォーマンスが優れていることが多々あります。
商品の取扱い方なども異なってきますので、まずは「越境」するのか「輸出」するのかを検討してみてください。

検査の機関について

さて、台湾の検査について本格的に見ていきましょう。
まず、台湾の検査を行う機関について説明します。

台湾の検査機関として公的なものは主に、

・台湾衛生署
・台湾衛生福利部食品薬物管理署(Taiwan Food and Drug Administration)

こちらの2機関となります。

ただしこれらの公的機関は、手続きに時間がかかってしまうことがしばしばあります。
どの国でもお役所的な機関は時間がかかってしまうんですね。
台湾の商品検査では公的機関だけでなく、民間の代行企業が存在します。
今回は、その中でも代表的な「台湾SGS」と、「台美」をご紹介します。

これらの民間企業は、あくまで代行ですので最終的な検査機関は上記の公的機関です。
最終検査までに必要な検査や書類手続きなどを代行してもらうことで、手続きがスピーディーになります。
手数料がかかりますが、もし手続きを簡易化し、そこにかかる人件費を抑えられるのであれば、民間企業をおすすめします。

参考:検査の代行企業一覧(代行企業をまとめたページのリンク)

台湾進出時の商品検査

台湾進出時に限らず、ある国に商品を届ける時には、それが当国内で流通や消費が禁止、または制限されていないか事前に調査を受ける必要があります。
なかには条件つきで輸入が可能なものや、認可が必要なものがあるので注意が必要です。
台湾に商品を越境・輸出する際には、後から商品を届けることが出来なくなった、という事態を防ぐために事前にチェックをしておくことが重要なのです。

→検査のステップと料金、必要書類
台湾進出の検査は、以下の3つです。

①公証人役場認証、台湾駐日代表の認証
②成分輸出可否調査(商品が輸出可否及び台湾における商品の分類化)
③成分分析
④TFDA審査

台湾に届けたい商品によって検査のステップに増減がありますので、注意が必要です。

①公証人役場認証、台湾駐日代表の認証

台湾進出時には、まず国内で公証人役場と台湾駐日代表の認証を得る必要があります。

【必要分類:含薬化粧品、薬品】
・内容、目的
日本と台湾の両国で商品成分の認証宣誓を行います。

・必要書類
宣言書、成分表及び各成分の含有量

・必要期間
1~2日

・取得コスト
公証人役場認証:5,000~10,000日本円
台湾駐日代表認証:1,600日本円

②成分輸出可否調査

4ステップある台湾の商品検査ですが、この成分輸出可否調査は特に重要です。
商品の輸出可否や台湾において取り扱う商品がどのように分類されるかが決まります。
この検査次第で④TFDA審査が必要なくなることもありますので、内容を抑えておきましょう。
なお、民間企業の「台湾SGS」「台美」に代行を依頼することで期間が短くなるのもポイントです。

【必要分類:全て】

調査内容

食品の場合、「一般食品」か「その他の食品」を、
化粧品の場合、「一般化粧品」「含薬化粧品」「薬品」にそれぞれ分類されます。

必要書類

衛星署:商品全成分、各成分含量、用法、用途、用量、作用、効能、販売商品包装(パッケージ、ラベル、説明書)
台湾SGS、台美:商品全成分表、各成分含有量

必要期間

衛生署:60日
台湾SGS:30日~45日
台美:15日

取得コスト

衛星署:2,500台湾元
台湾SGS:5,000台湾元
台美:1,050台湾元

③成分分析

主に食品、薬品、含薬化粧品に必要になる検査です。
日本では使用できる成分が、外国では使用できないなんてことはよくあります。
人体に影響を与えることもあってか、検査は厳しい内容になっていますのでご注意ください。

【必要分類:一般食品、その他の食品、含薬化粧品、薬品】

・調査内容

実際の商品サンプルを基に、より詳細な成分分析を行います。

・必要書類等

商品サンプル(必要個数は都度問い合わせ)

・必要期間

台湾SGS:14日
台美:14日

・取得コスト

●台湾SGS
化粧品の場合:12,650台湾元
(内訳……微生物検査:5,400台湾元、重金属検査:2,750台湾元、防腐剤検査:4,500台湾元)
※含薬化粧品の場合、(7,000~20,000台湾元)×(主成分の数)が加算されます。

食品の場合:5,200台湾元
(内訳……微生物検査:3,600台湾元、重金属検査:1,600台湾元)

●台美
化粧品の場合:8,500台湾元
(内訳……微生物検査:3,000台湾元、重金属検査:2,000台湾元、防腐剤検査:3,500台湾元)
※含薬化粧品の場合、(6,500~7,500台湾元)×(主成分の数)が加算されます。

食品の場合:2,200台湾元(微生物検査のみ)

TFDA審査

TFDAは「Taiwan Food and Drug Administration」の略です。
日本語に訳すと「食品薬物管理局」の件さとなります。
主に国民の健康に関する商品などを検査する審査です。
医療の分野などに属するのかを確認されるため、健康食品や化粧品、サプリメントなどが対象になることが多くなっています。

【必要分類:その他の食品、含薬化粧品、薬品】

・調査内容

健康食品や薬物とされる成分を含む化粧品などが、国民にとって安全であるかを調査、承認するため。

・必要書類等(衛生署、台湾SGS、台美に共通)

審査登記申込表、審査登記申請書、会社登記か営業登記証明書のコピー、中国語ラベル、説明書、包装、英語か中国語での全成分表示、海外メーカー委託代理の証明書類(委託書)、日本政府発行の製造許可書類、成分表及び各成分の含有量、成分検査の基準、検査方法、検査レポート

・必要期間

衛生署:90日
台湾SGS:2~3ヶ月
台美:4~6か月

・取得コスト

衛生署:13,500台湾元
(内訳……審査費:12,000台湾元、許可証発行費:1,500台湾元、それぞれ1件あたり)

台湾SGS:38,500~43,500台湾元
(内訳……代行費:25,000~30,000台湾元、食薬署査験登記:12,000台湾元、許可証:1,500台湾元)

台美:33,500台湾元
(内訳……代行費:20,000台湾元、食薬署査験登記:12,000台湾元、許可証:1,500台湾元)

以上が台湾進出時における検査の4ステップになります。
検査には時間もかかりますし、コストもかかるため、書類のミスなどがあると台湾進出が大幅に遅れてしまいます。
商品を外国で取り扱うということに対して責任を持つという意味でも、台湾における商品検査は重要です。
取扱う商品の成分などを把握し、きちんと求められている情報を提示できるよう準備を進めましょう。