物販

食品藥品業者登録とは?登録にかかる期間や費用、手順について

食品や薬品は人体に直接影響を及ぼすものです。 良い影響・悪い影響どちらも及ぼす可能性がありますが、政府は国民の […]

物販

食品や薬品は人体に直接影響を及ぼすものです。
良い影響・悪い影響どちらも及ぼす可能性がありますが、政府は国民の健康や身体を守るためにも悪い影響を及ぼす食品・薬品を規制しなければなりません。
台湾では「食品藥物業者登録」という制度で、食品や薬物を製造する業者に対する制度化を行っています。
台湾進出の際にも密接にかかわってくる制度なので、台湾進出の際には「食品藥品業者登録」について概要を抑えておきましょう。
こちらでは書品藥品業者登録について、登録にかかる期間や費用、手順など概要を解説しましたので、ぜひご参照ください。

食品藥品業者登録とは

さて、台湾でこの「食品藥品業者登録」が本格的に制度化したのは食品の安全性を揺るがす事件が起きたのがきっかけにあります。
その二つの事件を知ることで、台湾の食品・薬品に対する安全意識がある程度わかりますので、概要だけでも確認しておきましょう。

可塑剤事件(2011年)

この事件は台湾最大の食品添加物業者である「昱伸香料有限公司」が発ガン性物質である可塑剤を違法に添加していたことが発覚した事件です。
しかも、この「可塑剤」が含まれているのは、「アンフェタミン」という興奮剤が含まれているか否かを調べる「通常検査」の時に偶然発覚しました。
つまり、食品添加物の中に更に危険な「可塑剤」が含まれているのが発覚したのはあくまで偶然であり、それまでの検査では通常発見されない状態だったことになります。
その後の調査で可塑剤を添加していたのは一社だけでないことが判明し、人々は衝撃を受け、社会的に問題視されました。
この事件を発端に「食品や薬品は厳格に検査しなければならないのでは?」と注目されたのです。

食用油事件(2014年)

上記の可塑剤事件で食品検査の必要性が高まっていたところに、再度食品の安全性に関する事件が起こりました。
大統長基食品廠股份有限公司という会社が製造していたオリーブ油が純度100%を謳っていたにも関わらず、実際には50%にも満たされていないことが発覚したのです。
それどころか人体に有害な銅クロロフィルという物質も含まれていることが発覚し、こちらも一大スキャンダルとして報道されました。

こうした事件が立て続けに起こったことから、台湾政府は「食品藥品業者登録」という制度を設けて、食品や薬品など人体に直接影響を与える商品のルールを設けたのです。
以上2つの事件は台湾で食品・薬品を取扱うのでしたら、安全意識を持つためにも抑えておきたい事件です。
このような事件を繰り返すことのないように、経営者・従業員で意識することに努めましょう。

食品藥品業者登録の対象となる業者は?

食品藥品業者登録の対象となる業者は、下記の5つのうち、いずれかに当てはまる業者です。

  • 食品添加物業者
  • 食品製造業、加工業者
  • 飲食業者
  • 食品や食品器具、包装等の輸入業者
  • 食品販売業者

仮に上記に該当していたにも関わらず、食品藥品業者登録をしていなかった場合、3~300万元の罰金が科せられます。
自社で取り扱う商品などを確認し、どの業者に分類づけられているか確認しておきましょう。

食品藥品業者登録にかかる期間や費用

食品藥品業者登録への申請は、オンライン登録・書面登録いずれの場合も無料です。
登録にかかる期間も、申請から即日で可能です。
費用や期間はほとんどかからないため、しっかりと登録しておきましょう。

食品藥品業者登録の手順

食品藥品業者登録は、TFDAの登録専用公式ホームページからオンライン申請が便利です。
参考:TFDA食品藥品業者登録ページ
<画像>
登録ページにアクセスし、上図の赤枠で囲まれたボタンから取得マニュアルをダウンロード出来ますが、全編中国語且つ175ページにも及ぶので、中国語を理解できるメンバーが必要不可欠でしょう。
台湾人の現地採用については以下ページでご紹介しています。
【台湾人の現地採用についてのページへのリンク】
<画像>
登録を進めていくと、最後に登録番号が発行されます。
ここから、台湾国内で販売するために必要な「中国語ラベル」も作成することが出来ます。

以上が台湾の食品藥品業者登録の解説でした。
食品は人体に直接影響を及ぼすので、台湾政府は人体に悪影響がないか、厳正に規制を行っています。
消費者の安全を守るためにも、台湾進出の際には食品藥品業者登録について確認しておきましょう。