台湾進出にあたって

台湾進出時のLP(ランディングページ)制作について

商品やサービスをオンライン上で展開する際、サイトはもちろん、ランディングページ(以下LP)の制作が不可欠となってきます。 LPは売上を伸長させるための最重要要素であり、こと台湾においてもその重要性は変わりません。 ここで […]

台湾進出にあたって 物販

商品やサービスをオンライン上で展開する際、サイトはもちろん、ランディングページ(以下LP)の制作が不可欠となってきます。
LPは売上を伸長させるための最重要要素であり、こと台湾においてもその重要性は変わりません。
ここでは、台湾でのオンライン広告におけるLP制作と、その重要性についてご紹介します。

そもそもLPとは?

LPとはランディングページの略です。
本来は、「ネット上での広告をクリックした際に表示されるWebページもしくはサイト」のことを指しますが、
一般的には1つの商品やサービスを販促するための、1枚の長いページの意味となります。

主にネット広告からの流入がLP、GoogleやYahooからのオーガニック(自然)検索流入からは公式サイト、と使い分けているケースが主なようです。

LPの必要性って?

「既に自社で公式サイトを持っているから必要ない」
「新たにLPを制作するとコストが無駄になるのではないか」

LP制作に関して、そういった疑問もあるかと思います。
しかし、LPを準備するのと、LPを準備しないのでは、いざ販売が開始した際の売り上げが大きく変わってくることもあるのです。
その主な理由は次の3つです。

1.特定のユーザーの離脱を防ぐ

ユーザーがサイトを訪れるとき、何かしらの目的を持ってあなたのサイトに訪れます。
例えばサイトを訪れるユーザーの目的が「乳液」を探している場合、訪れたページに化粧水やローション、
果てはメーカーが開催しているサロンイベントまで掲載されていたとすれば、乳液の詳細だけを知りたいユーザーの混乱は避けられません。

仮に混乱せずとも、同一ページに掲載されている他の商品に目移りしてしまい、しかし乳液以外は購入の必要がないためそのサイトから離脱してしまう…なんていうこともあります。

訪れたサイトが1ページのLPであれば、ユーザーは離脱することなくお目当ての商品の詳細を知ることができ、スムーズな購入へと遷移させることが出来るのです。

2.結果的なコスト削減

新商品の販売や新サービスのリリースをする際、何かしらのマーケティングを行いますが、そのためには具体的なペルソナ設定と、それに合わせたサイトの最適化が必要です。
取り扱う商品やサービスが多岐に渡れば渡るほど、ターゲットもかなり違ってきますので、最適化には膨大な時間と費用がかかってしまいます。

確かにLPの初期制作はコストがかかりますが、結果的な売上で見るとLPを制作する方がコストが安くなる傾向があるのです。

3.1ページに1商品(サービス)のため、最適化がシンプルである

先述の通り、様々な商品やサービスが掲載されているサイトでは、サイトを訪れるユーザーの目的も多岐に渡るため、
ヒートマップなどの計測ツールで改善を図っても、改悪になる場合も少なくありません。

LPを制作することで、その商品やサービスに特化した最適化を行うことが出来ます。

台湾で売れるLPとは

台湾に向けたLPを作成する際も、ポイントは日本とは変わりません。
LP制作の根幹は日本と同様で、「いかにターゲットが興味を引くLPに出来るか」にあります。
一見簡単で当たり前のようですが、意外と難しいのです。

台湾へ進出をする場合、既に日本向けのLPがあるケースがほとんどですが、「日本語のLPを中国語にすれば問題ない」と判断されるケースも少なくありません。
しかしながら、そのまま翻訳すると「売れないLP」になることもあります。
なぜでしょうか。

case.1:翻訳が機械的にされている

せっかく日本語のLPが上手くまとまっていても、翻訳が機械にかけただけのような繁体字であれば違和感しか感じません。
日本独特の言い回しやことわざなど、日本人にとっては分かりやすくても外国の方から見るとよく分からない=刺さらない=売れない言い回しとなってしまいます。
また日本語は、擬音語や擬態語が多い文化であることも特徴的です。
擬音語は感覚的に分かったとしても、擬態語は説明も難しいレベルです。

私自身、台湾人スタッフによく意味を尋ねられます。
例えば、「髪がゴワゴワする」「肌がツヤツヤする」といった表現などです。
私たち日本人が何気なく使っている言葉でも、直訳でなく意訳が重要になってきます。

case2.:悩みなどへの訴求がローカライズされていない

商品やサービスのニーズは、顧客の期待や悩みへの解決があってこそ生まれます。
日本のLPを意訳出来たとしても、その内容が現地の方から違和感を感じられれば、せっかくの良い商品もなかなか広まりません。

日本と台湾では、気候1つとっても違います。
台湾本島は南北に細長く、台湾本島の中央を通る北回帰線を挟んで、北が亜熱帯、南は熱帯地域に分かれます。
北にある台北でも、1年を通して平均気温が10℃を下回ることがまずありません。
降水量も、東京の2倍はあります。

このような地域の方に、「寒さと乾燥による皮膚のケア」で保湿クリームを訴求しても、なかなか現実味がないのです。
台湾に限らず、外国向けのLP制作では、その地域の悩みに沿った訴求をすることが重要です。

LP制作の費用感

実際にLPを制作する際、気になるのはそのコストです。
コストについては日本と同様、10万円~100万円と幅広いことが多いようです。

LP制作のコスト幅が広くなる要因としては、

・既に日本語のLPがあるか
・LPのボリューム(長さ)はどのくらいか
・素材(モデルや商品などの画像)は用意できるか
・中国語(繁体字)への翻訳は自社か、発注か
・台湾向けの再構成の有無

上記によってコストが変動します。
逆に言えば、上記を確認せずに価格だけ一方的に決める業者であれば、何社か比較するか、注意した方が良いでしょう。

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