台湾の文化

【台湾の電気事情】変圧器や変換プラグは必要?電気代は?

生活していくうえで欠かせないインフラの電気。 水道やガスと並んで必要不可欠です。 電気が無ければテレビも見れないし、パソコンも起動できないから家で仕事も出来ない!(?) 台湾で生活する上での「電気事情」、ご紹介していきま […]

台湾の文化

生活していくうえで欠かせないインフラの電気。
水道やガスと並んで必要不可欠です。
電気が無ければテレビも見れないし、パソコンも起動できないから家で仕事も出来ない!(?)
台湾で生活する上での「電気事情」、ご紹介していきます。

台湾の電圧って?

台湾進出、もしくは台湾旅行の際に電化製品を使用するのでしたら、「台湾と日本との電圧と周波数の違い」を把握しておきましょう。
日本の電圧は100v(ボルト)、周波周波50Hz~60Hz(ヘルツ)。東日本が50Hz、西日本が60Hzです。
台湾の電圧は「110v」で、周波数は「60Hz」です。
電圧、周波数共に若干の違いがあるものの、よく似ているのでそのままでも電化製品が使えないことはありません。
周波数に関しては現在の電化製品はほぼ全て50ヘルツ~60ヘルツに対応していますので、台湾に持参する電化製品で、「100~240V対応」の記載がある電化製品であればまず問題なく現地でも使えるでしょう。

しかしながら、似ているとはいっても電圧・周波数共に差はあるため、電化製品の性能が引き出せなかったり、負担がかかって寿命が短くなってしまう恐れはあります。
また、パソコンなどの精密機械は特に影響を受けやすいので注意が必要です。
精密機械に関しては変圧器などを用意するほうがオススメです。
特に台湾進出する際に日本のパソコンを使うのでしたら、変圧器は必需品といえます。

またスマホなどの充電器には注意が必要です。
今ではなかなか無いですが、携帯電話の充電器などで「100V専用品」というものがあります。
また、電圧・周波数の違いに影響を受けやすく、スマホなどの寿命を縮めてしまいかねません。
充電器に関しては変圧器を素直に使っておくほうがいいでしょう。

台湾のコンセントプラグは違う?

台湾でのコンセントタイプを知る前に、まず、「コンセント」と「プラグ」の違いについてご説明しましょう。
「コンセント」は、壁などについている電気を流すためのプラグの差込口のことです。
「プラグ」が、コンセントに差し込むアレです。 そう、そもそもコンセントとプラグは別物なんです。

特に注意が必要なのがコンセントの方です。
コンセントは世界各地域で形状が異なり、地域によっては持参したプラグが使えないなんて恐れもあります。

コンセントには下記の3種類があります。日本で使われているのはAタイプと呼ばれています。

<表>

日本の他にも、北米~南米にかけて、またタイやカンボジアなどで使われている形状です。
その他にも、ヨーロッパ圏でよく使われていて、世界で最もメジャーな形状のCタイプと呼ばれるものや、オーストラリアやニュージーランドで使われているOタイプというものがあります。
台湾では、このうち、日本と同じAタイプのコンセントタイプが使われています。
ですので台湾に行く際は、電圧や周波数が対応していれば、変換プラグを持っていく必要はありません。
ただし、本当に稀にですがCタイプのコンセントがありますので、注意が必要です。
台湾のホテルなどであれば、変換プラグを貸し出していたり、ホームページ上で確認することも出来たりしますので、事前に確認しておきましょう。
台湾駐在の場合、現地でも変換プラグは購入できますが、台湾での居住先のコンセントタイプを確認しておくのが無難といえます。

台湾で生活する上での電気代はいくら??

台湾で電力を供給しているのは「台湾電力公司」、通称「台湾電力」という元国営企業です。
水道料金と同じように、2ヶ月に1回請求が来ます。

大体の電気料金ですが、

一ヶ月(夏) 500元-2000元
一ヶ月(冬) 500元-1500元

と、このくらいです。

やはり台湾の電気料金は水道料金と同じく、日本に比べるとかなり安いですよね。
特に冬は暖房代が日本ほどかからないため、電気料金が安くなります。
台湾のアパートに住んでいる場合、契約は住んでいる大家さん名義での契約となることが多いです。
台湾の電気料金の支払いは、セブンイレブンなどのコンビニで請求書払いが一般的なようです。

もし電気料金を支払い忘れなどで滞納した場合、未払いですよという未払通知と、催促状が郵送されてきます。
一度台湾で電気料金を支払わなかったからといって、いきなり電気を止められることはありません。

この点は日本と同じですね。
ただし、1ヶ月ほどの猶予期間内に支払いが行われなければ、その後約1週間程で電気が止められるので注意が必要です。
しかも支払い締切日を過ぎた場合、直接台湾電力の支社まで支払いに行かなければなりません。
なかなか厄介ですし、日本よりも台湾の電気代は安いため、うっかり滞納しないようにしましょう。

以上が台湾の電気事情になります。
台湾進出もしくは台湾旅行……実際に現地に行けば実感できると思いますが、
とにかく最初はインフラを整える必要性に駆られます。
電気と水は最早整っていないと生きていけないというレベルには重要です。
特にビジネス面では電気周りを整えないとまともな業務も出来ない恐れがありますので、その点を十分にご理解ください。