台湾ビジネス情報

サッポロが中国ビール市場に再参入 台湾では先駆けて販売

目次 9年ぶりに中国市場に再参入台湾では日本製造商品が2016年から販売中 9年ぶりに中国市場に再参入 サッポロビールが、今月20日に中国ビール市場に再参入することを発表しました。 中国に輸出するのは、ベトナム工場で生産 […]

台湾ビジネス情報

9年ぶりに中国市場に再参入

サッポロビールが、今月20日に中国ビール市場に再参入することを発表しました。
中国に輸出するのは、ベトナム工場で生産されている海外市場専用のプレミアムビールです。
中国の飲食店や小売り店での販売にあたり、ベルギーのルーベンに本拠地を置き、世界の50か国以上に製造拠点を置く、最大手の酒類メーカー「アンハイザー・ブッシュ・インベブ」と販売代理店契約を結んでいます。

 サッポロビールは、1980年代に中国のビール市場に参入していましたが、2009年末に撤退して以降、9年間中国市場からは手を引いていましたが、今回9年ぶりに中国市場への再参入を果たすことになります。

 今回、中国市場で販売されるのは、「サッポロプレミアムビール」ブランドの330ミリリットル瓶、650ミリリットル缶、業務用の20リットル樽です。価格は、300ミリリットルの瓶で約10元となっており中国で生産されるビールに比べ少々高い値段設定となっています。

台湾では日本製造商品が2016年から販売中

この「サッポロプレミアムビール」は、中国のみならず、2016年より台湾全域でも販売品目は350ミリリットル缶、500ミリリットル缶、500ミリリットル瓶が販売されており、台湾で販売されているものは、日本で製造されているようです。
台湾国内のコンビニエンスストアやスーパーマーケット、飲食店などで購入することができます。

また、当時のイメージキャラクターには、台湾で大人気の俳優である王陽明氏が起用され、台湾での販売の期待が高かったことがうかがえます。
台湾ビールで有名な台湾ですが、サッポロビールのみならず、キリンビールやアサヒビールなど、日本メーカーのビールも数多く販売されており、手軽に手に入れることができるようになっています。
サッポロビールが今回、中国市場に再参入したことにより、日本のビールを中国でも手に取る人が増え、中国でのブランド確立されることが期待されています。サッポロビールは、2022年までに大瓶20本換算で100万ケースの販売を目指すとしています。