通関について
「通関」とは、荷物の検査を受け、輸出入の許可を得て、税関を通過することです。
つまり、輸出においては商品が手元にある最後のステップとなります。
通関では主に、
・輸出入時の検査
・輸入時の関税の徴収
があります。
検査は、該当商品がテロ行為に利用されるような爆発物や軍事物でないか、またニセブランドといった知的財産を侵害するものでないか、というチェックを行います。
台湾の関税については、輸出する商品によっても様々です。都度チェック、注意が必要です。
輸送(通関)ライセンスとは
商品を輸出するときに、特別なライセンスは必要ありません。
しかし、輸出先の国で制限されているものは含まれていないか、事前にチェックが必要です。もし規制対象の商品であれば、経済産業省に申請して「輸出許可申請手続き」が必要となります。
・輸出許可品目
輸出許可品目は、経済産業省が「安全保障貿易管理」の下に規制している品目です。
大量破壊兵器の開発に使用される恐れのある品目や、製造技術についても対象になっています。
これらの品目を輸出するときは、経済産業省HPの「安全保障貿易管理」ページから申請書を選び、必要事項を記入の上、経済産業省に提出する必要があります。
・輸出承認品目
輸出承認品目は、経済産業省が「輸出貿易管理」の下に規制されている品目です。
ダイヤモンド原石や麻薬、他にもワシントン条約に関連した品目が対象となっています。